FXのストキャスティクスは非常にわかりやすいオシレーター指標
このストキャスティクスもRSIと同じオシレーター指標の一種であり、 「売られすぎ」 と 「買われすぎ」 を判断するできるテクニカル指標であり、米国のチャート分析家ジョージ・レーンによって考案されました。英語名は "Stochastic" です。基本的な捉え方はRSIと同じように、相場が激しく動くときではなく レンジ相場のような停滞感の強い相場のときに威力を発揮できる テクニカル指標です。特にこのストキャスティクスは、%Kと%Dという2つの線を使い、その2つの線が移動平均線のようにクロスするときにシグナルが出るという特徴をもっています。そのため 移動平均線のクロスに慣れている人にとっては非常に使いやすい といえるでしょう。
ストキャスティクスの計算の仕方
まずストキャスティクスの出し方をみてみましょう。上の図を見ればわかるとおり、ストキャスティクスには2つの線がありますね。この線はそれぞれ %K線 と ストキャスティクスRSIとは何ですか %D線 といわれており、この2つの相関関係からシグナルを見つけ出すのがストキャスティクスの方法です。%K線と%D線の出し方は下記のような計算式で求められます。
%K = (終値-期間中の最安値) ÷ (期間中の最高値-期間中の最安値) × 100
%D = (%K1 + %K2 + %K3 + ・・・ +%Kn) ÷ n × 100
テクニカル分析の最初に述べましたが、この計算も 必ず覚えなければいけないというものではありません ストキャスティクスRSIとは何ですか 。自分で計算できるほうがもちろんよいですが、大切なのはこの後のシグナルです。計算式やその理屈が理解できなくても、シグナルの条件さえ覚えておけばストキャスティクスは使えます。
ストキャスティクスのシグナル
一番大切なのが、このストキャスティクスのシグナルのところです。ストキャスティクスは 「買われすぎ」、「売られすぎ」 を表すオシレーター系のテクニカル指標ですから、どういう状況になったら買われすぎか売られすぎかを判断できればよいのです。ストキャスティクスのシグナルもRSIと見方はほとんど同じで、 70%以上が買われすぎ 、 30%以下が売られすぎ と判断されます。特に80%以上、20%以下で%D線が反転する時はかなりの確率で相場が反転するシグナルとされています。
そして一番わかりやすいシグナルが%K線と%D線のクロスです。これは移動平均線のゴールデンクロスとデッドクロスとほとんど同じです。%K線と%D線が ゴールデンクロスすれば買い転換 、そして%K線と%D線が デッドクロスすれば売り転換 と判断できます。もちろん100%ではありませんが、特に買われすぎのシグナルが出ている70%以上でデッドクロスがおきたり、売られ過ぎのシグナルが出ている30%以下でゴールデンクロスがおきるとかなりの確率で相場が転換します。移動平均線に慣れ親しんだ人にとっては、このクロスが非常にわかりやすいことでしょう。
リー・エインズリー(前編)―デリバティブを奏でる男たち【29】―
出所:日足、いずれもNY市場の価格、単位はドル
◆マーベリックとは
加えて、美術品店から6つのアート&クラフト店を買収し、全国的な芸術品と工芸品の小売業者に成長させて売却。これらで巨万の富を築いたようです。ところが、脱税で内国歳入庁(IRS、Internal Revenue Service)から、証券詐欺で証券取引委員会(SEC、Securities and Exchange Commission)から起訴され、賠償金を一部支払った後の2014年に破産してしまいました。今ではテキサス州北部のダラスにある老人ホームで静かな余生を送っているとのこと。ちなみに、彼の娘クリスティアナは、電気自動車大手テスラの最高経営責任者(CEO)であるイーロン・マスクの弟キンバルと結婚しました。
出所:日足、単位はドル
◆エインズリーのマーベリック
このコラムの著者
MINKABU PRESSに関連するコラム
アクセス増減率ランキング
おすすめ情報
小次郎講師テクニカルコラム
- 第1回、ファンダメンタル分析とテクニカル分析
- 第2回、トレンド系分析とオシレーター系分析
- 第3回、トレンドラインとチャネルライン、その1
- 第4回、トレンドラインとチャネルライン、その2
- 第5回、移動平均線 その1、『 ストキャスティクスRSIとは何ですか 移動平均線の役割 』
- 第6回、移動平均線 その2、『 グランビルの法則 』前編
- 第7回、移動平均線 その3、『 グランビルの法則 』後編&『 移動平均乖離率 』
- 第8回、移動平均線 その4、『 移動平均線の複数使い 』前編
- 第9回、移動平均線 その5、『 移動平均線の複数使い 』中編
- 第10回、移動平均線 その6、『 移動平均線の複数使い 』後編
- 第11回、移動平均線 その7、『 指数平滑移動平均線の重要性 』
- 第12回、MACD(移動平均収束拡散法) その1
- 第13回、MACDその2、オリジナルMACDの本質!
- 第14回、MACDその3、MACD最大の買いシグナルとは?
- 第15回、MACDその4、MACD2とは?
- 第16回、MACDその5、MACDの売りサイン買いサイン =前編=
- 第17回、MACDその6、『MACDの売りサイン買いサイン』 =中編= そしてMACD活用の最大の極意!
- 第18回、MACDその7、『MACDの売りサイン買いサイン』 =後編= ダイバージェンシー!
- 第19回 MACDその8、『MACDの複数使い』いよいよMACD最終回!
- 第20回 ストキャスその1、『買われすぎ売られすぎシグナルに騙されるな!』
- 第21回 ストキャスその2、『ファーストストキャスとスローストキャスとは?』
- 第22回 ストキャスその3、『ストキャスの大黒柱、%Kを極める!』
- 第23回 ストキャスその4、『ストキャス名脇役、%D、Slow%Dを極める!』
- 第24回 ストキャスその5、『パラメーターの調整!』
- 第25回 ストキャスその6、『ストキャスティクスの正しい使い方!』
- 第26回 ストキャスその7、『ストキャスティクスの具体的仕掛け時と騙しへの対応!』
- 第27回 ストキャスその8、『ストキャスティクスのダイバージェンス』
- 第28回 ストキャスその9、『スパイクトップ・スパイクボトム、ガービッジトップ・ガービッジボトム』
- 第29回 ストキャスその10、『ストキャスティクス最終回、ブルベア・セットアップとは?』
- 第30回 ストキャスティクスRSIとは何ですか 一目均衡表その1、『一目均衡表の歴史。そして5つの線を覚えよう!』
- 第31回 一目均衡表その2、『5つの線の計算式を理解し、半値線をマスターしよう!』
- 第32回、一目均衡表その3、「三役好転を中心に世間一般的に言われる一目均衡表の買いシグナル売りシグナルを検証。」
- 第33回、一目均衡表その4、「半値線を極める!」
- 第34回、一目均衡表その5、「転換線を極める!」
- 第35回、一目均衡表その6、「基準線を極める!」
- 第36回、一目均衡表その7、「一目均衡表最大の売買シグナル、均衡表の好転・逆転とは?前編」
- 第37回、一目均衡表その8、「一目均衡表最大の売買シグナル、均衡表の好転・逆転とは?中編、もみあい相場での仕掛け方」
- 第38回、一目均衡表その9、「一目均衡表最大の売買シグナル、均衡表の好転・逆転とは?後編、均衡表の好転・逆転の本質!」
- 第39回、一目均衡表その10、「先行スパン2を極める。先行スパンが先行する理由!」
- 第40回、一目均衡表その11、「先行スパン1を極める。」
- 第41回、一目均衡表その12、「一目均衡表最大の謎、『雲』を解析する!前編」
- 第42回、一目均衡表その13、「一目均衡表最大の謎、『雲』を解析する!後編、雲のねじれの秘密!」
- 第43回、一目均衡表その14、「一目均衡表で最も重要と言われる遅行スパンを徹底解説、前編」
- 第44回、一目均衡表その15、「一目均衡表で最も重要と言われる遅行スパンを徹底解説、後編」
- 第45回、一目均衡表その16、「一目均衡表の5つの線を使った総合分析、前編」
- 第46回、一目均衡表その17、「一目均衡表の5つの線を使った総合分析、後編」
- 小次郎講師のRSI(相対力指数)解説その1、「RSIの計算式は超簡単!」
- 小次郎講師のRSI(相対力指数)解説その2、「RSIの計算式からわかること!」
- 小次郎講師のRSI(相対力指数)解説その3,「RSIとストキャスの違いを知ろう!」
- 小次郎講師のRSI(相対力指数)解説その4、「買われすぎ、売られすぎに騙されるな!」
- 小次郎講師のRSI(相対力指数)解説その5、「ダイバージェンスの本当の意味を理解しているか?」
- 小次郎講師のRSI(相対力指数)解説その6、「RSIの代表的シグナル、失敗したスイングって知ってますか?」
- 小次郎講師のボリンジャーバンド解説その1、「ボリンジャーバンドの基礎知識」
- 小次郎講師のボリンジャーバンド解説その2、「間違いだらけのボリンジャーバンド解説」
- 小次郎講師のボリンジャーバンド解説その3、「標準偏差を制するものがボリバンを制する!」
- 小次郎講師のボリンジャーバンド解説その4、「バンドワイズチャート、%bチャートの秘密」
- 小次郎講師のボリンジャーバンド解説その5、「ミッドバンド研究」
- 小次郎講師のボリンジャーバンド解説その6、「ボージとスクイーズを究めよ!」
- 小次郎講師のボリンジャーバンド解説その7、「スクイーズによる仕掛けシグナル!」
- 小次郎講師のボリンジャーバンド解説その8、「バンドワイズチャート!」
- 小次郎講師のボリンジャーバンド解説その9、「%bチャート!」
- 小次郎講師のボリンジャーバンド解説その10、「%bチャート!」後編
- 小次郎講師のボリンジャーバンド解説その11、「ボリバンまとめ!」
- 小次郎講師のボリンジャーバンド解説その12、「ボリバン極意の書!」
- 小次郎講師のボリンジャーバンド解説その13、「ボリバン極意の書!続き」
- 小次郎講師のボリンジャーバンド解説その14、「ボリバン極意の書!続き」
- 小次郎講師の移動平均線大循環分析徹底解説、「チャート分析とは?」
- 小次郎講師の移動平均線大循環分析徹底解説、「チャート分析とは?」
- 小次郎講師の移動平均線大循環分析徹底解説、「資金管理編」
- 小次郎講師の移動平均線大循環分析徹底解説、「大循環分析」
- 小次郎講師の移動平均線大循環分析徹底解説、「大循環分析」
- 小次郎講師の移動平均線大循環分析徹底解説、「大循環分析」
- 小次郎講師の移動平均線大循環分析徹底解説、「まとめ」
- 【特別寄稿】『小次郎講師に聞く、テクニカル分析を使いこなすための5つの極意!』セミナー参加者からの質問に答える。その1
- 【特別寄稿】『小次郎講師に聞く、テクニカル分析を使いこなすための5つの極意!』セミナー参加者からの質問に答える。その2
- 【特別寄稿】『小次郎講師に聞く、個人投資家が勝ち組になるための5つの極意!』セミナー参加者からの質問に答える。その1
- 【特別寄稿】『小次郎講師に聞く、個人投資家が勝ち組になるための5つの極意!』セミナー参加者からの質問に答える。その2
ニュースアクセスランキング
関連サイト
【ご注意】『みんかぶ』における「買い」「売り」の情報はあくまでも投稿者の個人的見解によるものであり、情報の真偽、株式の評価に関する正確性・信頼性等については一切保証されておりません。また、東京証券取引所、名古屋証券取引所、China Investment Information Services、NASDAQ OMX、CME Group Inc.ストキャスティクスRSIとは何ですか 、大阪取引所、堂島取引所、S&P Global、S&P Dow Jones In dices、Hang Seng Indexes、bitFlyer、NTTデータエービック、ICE Data Services、JPX総研等から情報の提供を受けています。日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。『みんかぶ』に掲載されている情報は、投資判断の参考として投資一般に関する情報提供を目的とするものであり、投資の勧誘を目的とするものではありません。これらの情報には将来的な業績や出来事に関する予想が含まれていることがありますが、それらの記述はあくまで予想であり、その内容の正確性、信頼性等を保証するものではありません。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当社、投稿者及び情報提供者は一切の責任を負いません。投資に関するすべての決定は、利用者ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。個別の投稿が金融商品取引法等に違反しているとご判断される場合には「証券取引等監視委員会への情報提供」から、同委員会へ情報の提供を行ってください。また、『みんかぶ』において公開されている情報につきましては、営業に利用することはもちろん、第三者へ提供する目的で情報を転用、複製、販売、加工、再利用及び再配信することを固く禁じます。
オシレータ・RSIって何? 横ばい相場でも収益をねらおう
オシレータ・RSIの基本から覚えましょう。計算式やチャートの見かたをご紹介。横ばい相場でもタイミングをとらえて収益を積み上げていきましょう。
オシレータとは?
テキストによっては、この「オシレータ」のことを相場の勢いを推し量るという意味から、「モメンタム」とも呼ばれますが、この連載では「オシレータ」で統一します。
オシレータの使いどころ
RSI(相対力指数)とは?
「RSI」とはRelative Strength Indexの略で、「相対力指数」と呼びます。
J.Wells.ワイルダー.Jr.の著書「New Concepts in Technical Trading Systems」(1978年)などにより、広く紹介されてきました。
彼が考案したRSI(相対力指数)、DMI(方向性指数)、パラボリックは優れた分析ツールとして、現在でのオシレータ分析の基本となっています。
定数のN(=期間)を14日と仮定します。
14日間の終値ベースでの上昇幅合計を同期間の終値ベースでの下落幅合計で割ったものがRSになります。そのRSを上にある算式に入れたものがRSIです。
上記の式で得られたRSI(単位=%)の水準によって買われ過ぎ、売られ過ぎを判断するのが一般的な活用法です。上のような計算をいちいち自分でしなくても、証券会社の提供するトレードツールでRSIは簡単に確認することができると思いますのでぜひ探してみてください。
見かたとしては、0%~100%をY軸(株価と同じ縦軸)にとり、株価チャートと見比べてみます。
RSIの弱点
横ばい相場ではなくなったとき…つまりトレンドが発生したときには、株価と指標の逆行現象が起こることを「ダイバージェンス」、「コンバージェンス」と呼びます。
逆行現象…誤ったシグナルとトレンド転換のサイン
横ばい相場であれば、①のように首尾よく逆張り指標として機能します。
(※オシレータ系指標のパラメータ(時間軸=期間N)と相場のサイクルに合わせることがポイント!)
実際のチャートで覚えよう
80%水準を買われ過ぎ、20%水準を売られ過ぎとして売買タイミングを推し量っています。
株価がほぼ横ばいのボックス相場であるため、RSIが首尾よく逆張り指標として機能し、売買シグナルを発しています。
次は、オシレータ系指標が逆行現象となるケースです。
こちらもRSIは14日ベースを用いています。
オシレータ系指標をカスタマイズする
①パラメータ(時間軸)の調整
マーケットの状況により、パラメータ(時間軸)を変化させる方法があります。 ストキャスティクスRSIとは何ですか
RSI考案者のワイルダーが、いろいろなものごとに28日の周期があると信じていたため、その半分の14日間という数字を重視したことで、パラメータは14日間で設定することが多いです。しかしながらチャートでは、ボラティリティが大きくなればなるほど、より直近のデータが現在価格に与える影響が強くなります。このコンセプトを基に、取り得るパラメータを調整することも必要な局面も出てきます。
②エッジバンド幅の調整
エッジバンド幅の調整とは、買いシグナル30%、売りシグナル70%としていたラインを拡大・縮小させることです。パラメータ(時間軸)に合わせて変化させるものと、ボラティリティの大小により変化させるものがあります。
前者は日数が長くなればなるほどバンド幅を狭く、後者はボラティリティが大きくなればなるほど幅を拡げるのが一般的といわれています。
③出来高の反映
出来高をボラティリティの1要素とし、調整する方法もあります。例えば、当日の出来高を過去の一定期間の平均と比べ、その数値が大きければマーケットの加速因子となります。一方で、出来高が小さければ上下ともに動きやすいマーケットであると仮定し、前述の②のようにエッジバンド幅を拡げて調整する方法もあります。
FXのオシレーター系とは?トレンド系との組み合わせが吉
ストキャスティクスで売り・買いのサインが出たときに、トレンド継続なのかトレンドが変わるのかを確認するために、移動平均線とADXを使います。
ストキャスティクスのサイン後に移動平均線のデッドクロスがあったり、DMIが大きく動いたりすると、そのままポジションが継続します。
一方で、ストキャスティクスが反転する、ローソク足が反対方向に動く、また、ADXが下降したりDIがクロスすると、トレンドが転換するので、決済を行ったほうが良いでしょう。
ダイバージェンスを利用する!
FXトレードにおいて、MACDやRSIなどの指標を使う際には、 ダイバージェンス を利用するのがおすすめです。
ダイバージェンスって何?
ダイバージェンスとは、FXのチャート上で見られる現象で、オシレーター系指標の動きと実際の値動きが同調しなくなる現象をさします。
ダイバージェンスが起きているときは、 その後の値動きが怪しい 時なのです。
ダイバージェンスの種類
ダイバージェンスには、2つ種類があります。普通のダイバージェンスと、ヒドゥンダイバージェンスです。
ダイバージェンスは トレンド反転 のシグナルです。
価格が安値を切り下げているのに、オシレーターが安値を切り上げているときなどは、これに当たります。
ヒドゥンダイバージェンスは、 トレンド継続 のサインです。
価格が安値を切り上げたのに、オシレーターが安値を切り下げるときなどは、これの可能性が高いです。
インジケーターはFXの取引をする上で欠かせないものです。
単に種類が多いだけでなく、今回紹介したように組み合わせることで、使い方は無限大。
FXのテクニカル分析とは?初心者におすすめの指標や本、失敗の原因などを徹底解説 テクニカル分析を行うにはFXチャートの理解が必要 今回はFXのテクニカル分析について説明していきます。 FXのテクニカル.ストキャスティクスRSIとは何ですか
【知らなきゃいつか損する?】長期投資でもテクニカル分析が使える理由と定番分析9選
S&P500の約40年間の推移
もし間違って高値で掴んでしまったら、その時はヘコむかもしれませんが、長期で見れば一時の値動きなんて瑣末な話。20年後に振り返ったら、どこで買っても結局プラスになっているでしょう。
長期投資にテクニカル分析が使えるシーン
そんな長期投資でも、テクニカル分析が使えるシーンでも普通にあります。次のようなシーンです。
- ①まとまった資金を投資するとき
これから投資を始めるために、今まで貯まった貯金を一括投資する場合や、ボーナスなどの臨時収入を投資に回す場合が挙げられるでしょう。
- ②ポートフォリオを組み替えるとき
投資の方針が変わったとき。例えば、例えば、これまでインデックス投資をしていた人が、方針を変えて高配当株に資産を組み替えるようなシーンです。
- ③投資資産を取り崩すとき
結婚式や子供の学費などのライフイベントや、海外旅行に充てる人もいるでしょう。FIREした人であれば、定期的に生活費を引き出すことになります。
テクニカル分析は「トレンド系」「オシレーター系」に大別される
そんなテクニカル分析には、大きく分けて2つの流派があります。それが「トレンド系」と「オシレーター系」です。
トレンド系 | オシレーター系 | |
使用目的 | ストキャスティクスRSIとは何ですか ストキャスティクスRSIとは何ですか上昇、または下落のトレンドを発見し、その流れに乗る | 「買われ過ぎ」か「売られ過ぎ」を判断する |
順張り/逆張り | ストキャスティクスRSIとは何ですか順張り | 逆張り |
有効な相場 | トレンド相場 | レンジ相場 |
代表的な指標 | 移動平均線 | RSI |
MACD | ストキャスティクス | |
ボリンジャーバンド | サイコロジカルライン | |
一目均衡表 | RCI |
トレンド系は、その名の通りトレンドを発見するための分析指標です。
オシレーター系は、今が「買われ過ぎ」「売られ過ぎ」を判断します。ちなみにオシレーターとは、「振り子」「振れ幅」という意味の英単語です。
相場に応じてトレンド系とオシレーター系を使い分ける
トレンド系とオシレーター系の指標は、今が「トレンド相場」なのか「レンジ相場」なのかで、使い分けるのが一般的です。
一般論として、トレンド系指標は「トレンド相場」に強く、「レンジ相場」に弱いと言われています。トレンド系指標を「レンジ相場」で使うと、売買シグナルが交互に出てしまい、どこで売買すれば良いのかわからなくなります。
逆にオシレーター系指標は、「レンジ相場」に強く、「トレンド相場」に弱いと言われています。オシレーター系指標を「トレンド相場」で使うと、売買シグナルが出っ放しになり、出始めで売買するとむしろ損してしまいがち。
長期投資でも使えるテクニカル分析7選
特に代表的な次の7つの指標から、せいぜい3つくらいを使えば十分でしょう。逆にいうと1つの指標だけだとダマシになることも多いので、3つ程度の指標を見比べるのが良いと思います。
コメント