FXニュース

フェアトレードについて学ぶ

フェアトレードについて学ぶ

欧米では日常的にフェアトレード商品が購入されていて、その意味も浸透していて、特別意識が高い人たちのためのものではありません。

高津玉枝の最新フェアトレード情報

流通業界で長年仕事をしてきました。自分たちの買い物が世界につなりさまざまな影響を与えているのだと実感。持続可能な社会にむけて行動する人を増やすために、フェアトレード商品が気軽に購入できるようにと活動中です。

阪急うめだ本店 10階 Love&sense
08年4月に 表参道ヒルズにて、フェアトレードのセレクトショップ 「Love&sense」 限定オープン。その後、高島屋、伊勢丹などでイベント出店。ブラジルで作られたリサイクル プルタブバッグや、タイ、ベトナム、インド,ブルキナファソなど、途上国のさまざまな商品を集めてフェアトレードを広めています。
http://www.facebook.com/LOVEandSENSE でも情報発信しています。

オランダ フェアトレードについて学ぶ サーキュラー エコノミー5

PCケースや トートバックを生産している 「makers unite」を訪問。

このmakers uniteは仕事を作ることによって、それらを解決しています。
ただ単に、仕事を提供するだけではなく、地域の人との交流会を開催したり、

オフィスはなんと「元刑務所」
(本当にオランダはユニーク・・刑務所がオフィスやレストランやコミュニティの場所に!)
駅から歩いていくと、脱走できないような堀と鉄縄文が生々しい。

満面の笑みで迎えてくれたメンバーは、とてもフレンドリーで、
そしてリラックスして仕事に取り組んでいる様子。
最初は、シャイだった、縫製に取り組んでいた難民の人たちも、徐々に表情を緩めて
写真撮影には笑顔で登場。

Love&senseでは、ライフジャケットのプロダクツを扱っていますが、
彼らから新素材(こちらも大量に破棄される、運命の高品質素材)を見せてもらって
いきなり商品開発MTGがスタート(笑)

初対面にしてもこんなコミュニケーションがスムーズにできるのは、
フェアトレードに取り組んでいる私たちと
創りたい未来が同じだからなのでしょう。

そして、帰国してびっくりのタイミングで
日本テレビの「日テレNEWS24」の「SOCIAL view」というコーナーで
取り上げるということで連絡をいただきました。

報道番組だったのでLove&senseの紹介はなかったのですが、
関心を持ってくれる人が増えると嬉しいです。
もちろんLove&senseの売り場でも扱っております。

フェアトレードの認知度世界最低レベルの後進国日本。フェアトレードはなぜ日本で広まらないのか?海外と日本を比較して見えたもの。

havelaar banana

4462476248_36469afb9c_b


最近CMで「フェアトレードのバナナ」が宣伝されており、それを高校生が聞いて、「意識が高い」と言っているのを見ました。

私はこれを見たとき、未だにフェアトレードは日本で普及していなとがっかりしました。

モリンガ 途上国


欧米では日常的にフェアトレード商品が購入されていて、その意味も浸透していて、特別意識が高い人たちのためのものではありません。

フェアトレードとお金の仕組み

coffee-cup-1797283_640


フェアトレードとは公正・公平な取引を指し、開発途上国の原料や製品を適正価格で継続的に購入することで
開発途上国の生産者や労働者の生活環境改善と自立を促す貿易の仕組みです。

金融市場が変動して価格が暴落しても、コーヒー農家がかけた生産コストは一定なので、
フェアトレードの最低価格設定でコーヒー農家の生活を保障する仕組みが必要なのです。

それでは実際に日本ではどの程度フェアトレードにお金を払っているのでしょうか?

先進国最低ランク、フェアトレード途上国日本の実態。

お金画像


国際NGOわかちあいプロジェクトによると、2010年度の日本のフェアトレード認証製品市場規模は推定 16億円。 これは先進国最低ランクの水準です。

さらに、国民1人当たりの購入金額は2015年度 79円 とこれも最低ランクです。

なぜこんなにも開きがあるのでしょうか。

なんと、フェアトレード認証マークを見たこともない人が85%を超える意識の低い日本

チェックリスト


2015年のフェアトレード・フォーラムでは全国意識調査を行っています。

・フェアトレードの認知率:29.3%
・フェアトレード製品購入率:12.4%

・フェアトレード認証ラベルを見たことがない人:85.2%、認知度:6.3%
・JASオーガニックマークを見たことがない人:56.9%、認知度:10.1%

となっていて、イギリスやドイツ、フランスやスイスでは70~80%以上がフェアトレード認証ラベルを知っているとされていることを考えれば非常に低い数字といえます。

日本ではフェアトレード商品もオーガニック商品もあまり生活のなかでは見かず、関心を持つ以前に知らな人が多いというほうが正しいようです。

企業も意識の低い日本

7f4dbfec714c2079d5b8a66dd142e06c_m


10年ほど前になりますが、私は仕事で国際NGOのプラン・インターナショナル・ジャパンと連携する仕事をしていたことがあります。

しかしながら日本の企業は大企業、中小企業など関係なく概ねNGOや途上国の自立支援など興味がないとの反応でした。

契約するにも結局はどこまで値段を下げられるか、サービスできるか、それだけです。

フェアトレードの知られざる問題点

Ubuntu_Cola


しかし、フェアトレードにも近年、問題点があるとして各業界から指摘されているようです。

また、そもそも生産者を守るために存在する「フェアトレード」というイメージが強いこの認証ですが、
認証団体や中間業者に支払う経費で費用が圧迫し、生産者にまではお金が届かないケースもあるというのです。

フェアトレードとオーガニックの密接な関係

シングルリージョンのコーヒー豆はカビ毒が少ない傾向


また、国際フェアトレード認証・FLOの認証環境基準には、食の安全につながる、私たちにも関わり深い義務が設けられています。

農薬や、遺伝子組換えは使わないこと。環境保全・保護=食の安全を義務付けを行うフェアトレード認証。

gmo-254539_640


たとえば、フェアトレード認証には貴重な生態系や環境保護に対する義務付けとして、

・農殺虫剤・有害化学物質・化学肥料散布禁止
・遺伝子組み換え作物(GMO)の意図的使用禁止、種子のGM汚染防止対策義務
・加工処理施設からの排水による水質・土壌が食の安全にマイナスの影響にならないよう義務付け

オーガニック後進国の日本にとっては、フェアトレードの普及=食の安全、オーガニックの促進につながる大きな意味があることなのです。

先進国、欧米でのフェアトレードはどうやって拡大していったのか。

EU flags


それではフェアトレードの市場規模も日本と格段の差がある欧米ではどのようにして市場が拡大したのでしょうか?

欧米でのフェアトレードの歴史

そしてオランダの教会が運営するフェアトレード団体が1988年、
メキシコのコーヒー生産組合を中心にフェアトレード・ラベルの仕組みを作りフェアな生産・流通を保証する製品にラベルが貼られ、
先進国に広まり1997年にラベルの基準を統一する組織であるFLOが誕生、市場は急速に拡大。

こうして欧米ではフェアトレードの土壌が出来てからずっと高い関心をもってフェアトレードが行われています。
特にイギリスでは企業のみならず地方自治体レベルでフェアトレードを推進しており、その意識の高さが窺えます。

フェアトレード一人当たりの購入金額1位のスイスでは

chocolate-520797_640


EICネットによるとスイスでは、スーパーに豊富なフェアトレード商品が並んでいて、スイスのマックスハベラー財団が基準を満たした商品につけたフェアトレード認証ラベルを消費者の8割が指示すると答えています。

その理由としては、消費者が途上国の社会問題・環境問題に高い関心を持っていること、
それによってスーパーや輸入業者、流通チェーンも導入に熱心であるということ。

その背景としてスイスでは日本の小学校での1~2年性からフェアトレードに対する教育を行っており、
その価値を小さいころから十分に理解していることが大きいといえます。

この考え方はオーガニックにも通じるものがあります。

日本でオーガニック、そしてフェアトレードを普及させるためには?

スーパー


それでは、具体的に日本でフェアトレードを浸透させるにはどうすればいいのでしょうか?

国策としてフェアトレードを教育に組み込む

小売店や、企業がフェアトレードに対してもっと積極的にプロモーションをする

Soy_sauce_in_supermarket


現状、日本のスーパーやコンビニではフェアトレード商品を置いていないところも多く、また置いてあったとしてもラインナップは限られているところが殆どです。
まず企業が積極的に消費者にフェアトレード商品の良さをPRし、小売店に卸し、物流も整えて全国に流通させるしくみを作れば理論的には普及可能です。

現在日本では、大半の企業が途上国や環境問題など気にせずに農薬や添加物まみれの安価な商品を大量に生産しています。

理由は、日本の消費者が安価な商品を好み、買い求めるから。

フェアトレードの商品は割高なので、いくら宣伝しても消費者が誰も購入しないおそれが企業側にはあります。

私たち消費者がフェアトレードに積極的に関わる

fruit-1006050_960_720


結論としてはこれが一番有効です。

また、フェアトレード製品には環境に考慮した商品が多いため、オーガニック商品が沢山あります。
フェアトレード商品を購入することで、結果として自分たちの心身の健康にもつなげることが出来るのです。

日本でフェアトレードを成功させるために

手当


国民全体で言えばフェアトレードの価値を知っている人は非常に少ないといえる日本。

環境の悪い中労働する途上国への自立支援が、環境を守り、結果として私たちの健康にもつながるのです。
適正な価格で商品を購入する、それはオーガニック後進国日本にとって今欠けている部分でもあります。

世界の人々が潤い、健康になり、私たちも健康な未来を手に入れる。

それは少し価格が割高だということより、ずっと大きな価値があることなのです。

IN YOUMarketでフェアトレード製品を買おう!


お家に置いておくだけで気分が上がる!オシャレなのに買うだけで社会貢献になるフランス産フェアトレード・オーガニックハーブティー 1〜7個セット

> 商品の詳細はこちら


化学物質一切不使用。数年にわたって使える丈夫なバリュウリーフの伝統クラフトのフェアトレードランチョンマット・バック2種

> 商品の詳細はこちら


【2019 販売再開】生産数は1日にひとり1足程度。接着剤など使わず、細かい手仕事が作り出す心地のよいフェアトレードスリッパ

> 商品の詳細はこちら

「公平な貿易」は誰を幸せにするか?日本が知らないフェアトレードの今と未来=田中優

プロフィール:田中優(たなか ゆう)
「未来バンク事業組合」理事長、「日本国際ボランティアセンター」理事、「ap bank」監事、「一般社団 天然住宅」共同代表。横浜市立大学、恵泉女学園大学の非常勤講師。著書(共著含む)に『未来のあたりまえシリーズ1ー電気は自給があたりまえ オフグリッドで原発のいらない暮らしへー』(合同出版)『放射能下の日本で暮らすには?』(筑摩書房)『子どもたちの未来を創るエネルギー』『地宝論』(子どもの未来社)ほか多数。

子供の奴隷労働が支える豊かな生活。世界に「観客席」などないのに

「フェアトレード」とは何か

先日友人に話したら、「フェアトレードって何?」と聞かれてしまった。「公正な貿易」と答えたとしても、理解はされないだろう。現象としては「貧しい国とされる南の国の生産者に公正なレベルの報酬を支払い、適正な価格で商品取引を継続すること」となるだろうか。とりわけ近年は理解されにくくなった。おそらく人々の意識が内向きになり、海外に対する意識が乏しくなっているせいもあるだろうが、もっと大きい点は貧しくて生きるのがやっとという人々が世界の中で見えにくくなったことが影響しているだろう。

それは海外ばかりでなく、同じ国に住んでいても見えにくい。子どもの5人に1人が貧困状態にあるなどと言われても、具体的には見えないのだ。だからまず、貧しさによる生活困窮の状態を知ってもらった方がいい。2001年にはこんな事件があった。

2001年に発覚した悲惨な事件

・さまよえる奴隷船と児童労働

2001年4月17日未明のこと、西アフリカのベニンの港町「コトヌー」に一隻の船が帰港した。船はナイジェリア船籍の「MVエティレノ号」だ。全長60mほどの小さな船舶だが、その船の中には23人の子どもがおり、みな病気で食糧や水も不十分な状態だった。

この船が3月30日に同港を出港したとき、多数の子どもたちが積み込まれたというのだ。その数は130人とも180人とも伝えられた。「ユニセフ(国際児童基金)」など諸団体は警告を発した。「その子どもたちは近隣諸国の農場や家庭に人身売買される『奴隷』である」と。

このため船は近隣諸国で入港を拒否されてさまよっていたという。帰港を待ち構えていたベニン政府、警察、ユニセフなどの関係者はくまなく船内を捜索したが、船内で確認できた子どもは23人だけであった

その後調査がおこなわれ、実際に人身売買が確認されたのは13人とされた。親には子ども1人につき14ドル相当のお金(当時のレートで1400円)が支払われていたという。しかし100人以上の子どもの消息は不明のままだ。

子どもたちはどこに消えたのか。

出典:カカオとチョコのほろ苦ものがたり(4) – mamataroの未来のつくりかた(2009年5月17日配信)

しかしこの事件は氷山の一角だ。ユニセフによれば、この地域で人身売買される子どもの数は少なく見積もっても年間20万人。ブルキナファソやマリなどより貧しい国々の子どもたちが30ドルほどで売買されてくるという。受け入れ先は「ガボンや赤道ギニア、コートジボワール、ガーナ」で、待っているのは「家内労働」、「農場や漁場の労働」、「児童買春」などの強制労働だった。

【6/1】フェアトレード&エシカル・ファッションショ ー FASHION TALK&LIVE「未来のためのやさしい選択」:JICA中部なごや地球ひろば 開館10周年記念企画

JICA中部なごや地球ひろば 開館10周年記念企画
フェアトレード&エシカル・ファッションショー
FASHION フェアトレードについて学ぶ TALK&LIVE「未来のためのやさしい選択」

衣装: NIMAI-NITAI ニマイニタイ(インド)、Crow クロウ(インド)、 People Tree ピープルツリー (バングラデシュ・インドなど)、sisam シサムコウボウ(ネパール・インドなど)、 Punchi Lamai プンチラマイ (スリランカ)、 SALASUSU サラスースー(カンボジア)、BASEY ベイジー(ルワンダ・ベリーズなど)

<フェアトレード&エシカル・ファッション「ブランド」紹介>

NIMAI-NITAI ニマイニタイ(インド)

Crow クロウ(インド)フェアトレードについて学ぶ

インド各地のオーガニック原産素材を利用し、伝統的かつ現代的なアプローチでブランドを展開しています。カディコットン と呼ばれるグジャラート州原産の綿布は商品の主流をなしており、肌触りが優しくデザイン性に優れています。生産過程でゴ ミを出さない方法も実行。女性の自立支援も行っており現地の NPO と協力して女性を中心に手縫いで生産を行い、環境をとと のえてます。インド人デザイナー Shaila の作品は、ヨーロッパ、アジアでも高い評価を得ています。

People Tree ピープルツリー (バングラデシュ・インドなど)

1995 年に創業し、フェアトレード・ファッションの世界的パイオニアとして、サステナブル(持続的可能)フェアトレードについて学ぶ なファッションを 20 年以上に渡って牽引。アジア、アフリカ、中南米などの 18 ヵ国約 130 団体と共に、衣料品やアクセサリー、食品、雑貨な ど、その地方の自然素材を用いた手仕事による商品の開発・販売を続けている。途上国の経済的・社会的に立場の弱い人びと に収入の機会を提供し、デザイン・技術研修の支援、継続的な注文を通じて、環境にやさしい持続可能な生産を支えています。

sisam シサムコウボウ (インド・ネパールなど)

Punchi Lamai プンチラマイ(スリランカ)

SALASUSU サラスースー(カンボジア)

日々の暮らしにも特別な旅路にもよりそうシンプル&クリーンなバッグ。カンボジアの農村にある小さな工房で、女性たち が仕立てています。作り手であり ”SALA =学校 ” の生徒でもある彼女たちは、トレーニングを受けながらものづくりを学 び、未来へと旅立って行きます。 “SUSU =がんばって! ” フェアトレードについて学ぶ とお互い声をかけあいながら、ものづくりに励んでいます。

BASEY ベイジー(ルワンダ、ベリーズなど)

アフガニスタン、ルワンダ、タンザニア、ケニア、ベリーズなど現地パートナーとコラボレーションし、貝や食用後の牛の角 など、その土地で採れる素材をパーツにして、アクセサリーを制作しています。生命力溢れる斬新かつユニークな素材の魅力 でアクセサリーに力と輝きを与えています。

廣中桃子さん

アンジェロ・アクイリーニ(アコーディオン)

イタリア、ビエモンテ州出身。 10 歳からアコーディオンを習い始め、半年で劇場やテレビに出演。 16 歳でアコーディオン国際フェスティバルで3位入賞。数々のコンクールに優勝。 2001 年に来日、名古屋を拠点に全国各地で活躍中。

名古屋市出身。 8 歳よりクラシックギターを始める。 2006 年浅草ジャズコンテストでバイオリンとのデュオのユニット「ノーチェ& モンテ」にて金賞を受賞。クラシックスタイルはもちろん、ジャズ、ボサノバ、ポップス、中国やアフリカなどの民族音楽、即興 の強い現代音楽まで、その活動範囲は非常に広く共演者も多彩を極め、全国各地で活動中。

進行・案内役

2009 年 JICA フェアトレードについて学ぶ 中部オフィシャルサポーターに就任。これまでルワンダ、エチオピア、ラオス、ミャンマー、ベトナム、カンボジア、 キルギスなどの開発途上国を訪れ、それぞれの国が抱える課題や、現地の方々の伝統的な手仕事を発信し続けている。 地球・人・社会に優しいエシカル・ファッションとフェアトレードの普及活動を行い、イベント・セミナーを数多く主催・企画・ フェアトレードについて学ぶ 出演。エシカル・ペネロープ株式会社代表、 NPO 法人フェアトレード名古屋ネットワーク( FTNN )理事、(一社)日本フェアト レード・フォーラム理事、(一社)日本エシカル推進協議会理事、名古屋観光文化交流特命大使をつとめる。

2015 年 9 月、ニューヨーク国連本部において「国連持続可能な開発サミット」が開催され、 193 の国連加盟国によっ て「持続可能な開発のための 2030 アジェンダ」が全会一致で採択されました。このアジェンダでは、「誰一人取り残 さない- No one will be left behind -」を理念として、国際社会が 2030 年までに貧困を撲滅し、持続可能な社会を実 現するための重要な指針として 17 のゴールが設定されました。これが「持続可能な開発目標( Sustainable Development Goals :SDGs )」です。

なごや地球ひろばは、国際協力をテーマに世界の課題や SDGs について学べる体験型施設です。世界が直面する課題の展示を通して学ぶ “ 体験ゾーン ” のほか、買い物を通じた一番身近な国際協力ができる “ 買い物ゾーン ” や、食事を通 して異文化にふれられる “ 食のゾーン ” など、様々なアングルから国際協力を知ることができます。 ※ 本イベントは “ 体 験ゾーン ” でのショーとなります。イベント当日は会場設営のため、展示はご覧いただけません。

本当にフェア?

本日はフェアトレードの幻想Part 2について書きたいと思います。
皆さんはフェアトレードのものを何か購入した経験が
ありますでしょうか?チョコレートでも、コーヒーでも
何でもいいのですが、フェアトレード製品を買うかどうかで
迷ったとき、買うにしろ買わないにしろ、一番ネックに
なるのは何でしょうか?
ズバリ、お値段ではないですか?
フェアトレードが望ましいのは分かるけど、
フェアトレード製品とそうでない製品の価格差が大きいと
「うーん、どうしよう」ってなっちゃいますよね。
例えばスーパーで売っている100円の板チョコと300円の
フェアトレードの板チョコ。同じ板チョコなのに、 フェアトレードについて学ぶ
フェアトレードというだけで値段が3倍に!
そりゃフェアトレードのチョコレートの味が
そうでないものの味より比べ物にならないくらい
美味しかったら話は別ですが、そこまで味の差がないときに
やはり3倍の値段を払うのって、「う~ん、どうしよっかな~」
となってしまっても当然だと思うんです。
私自身、悩みます。その差が例えば30円とか50円とかなら
「フェアトレードだし、こっちにしよう!」となるのですが
それがフェアトレードでない製品の倍以上の価格になると
ちょっと悩みますよね。
さて、今回はフェアトレードをこの価格の面から考えてみようと フェアトレードについて学ぶ
思います。先の例でいくと、普通の(フェアトレードではない)
板チョコが100円で、フェアトレードの板チョコが300円でした。
消費者がフェアトレードの商品に払う上乗せ(フェアトレード・
プレミアム)はその差額の200円(300円-100円)となります。
話を分かりやすくするために、具体的な数字を使って
考えていきますね。
カカオの市場価格(取引価格)が仮に1キロ400円とします。
1枚の板チョコ100グラムにカカオが50グラム使用されて
いるとしたら、この板チョコのカカオの原価は50グラムなので
(400円/1000g)×50g=20円となります。
フェアトレードでは、市場価格に20%上乗せした価格で
カカオ農家からカカオ豆を買い取っているとすると、
通常であれば板チョコ1枚分20円で買い取っていたものを
20%の上乗せがあるので24円(上乗せは20円×20%=4円)となります。
ここで、ですよ。
消費者は、フェアトレードのチョコレートを買う場合、
そうでないチョコレートに比べて200円多く払わなければ
ならなかったですよね。
それでも、実際にフェアトレードが農家の所得に直接
及ぼす影響って上乗せ分の4円です。
あれ、200円-4円=196円はどこにいっちゃったの?
これが私がフェアトレードに対して腑に落ちないというか
すっきりしない点なんです。
もちろん、フェアトレードは農家への販売価格(市場価格)の
上乗せという直接的なものだけでなく、農家のコミュニティを
良くするために学校建設や医療施設を作るための資金源と
なったり、低農薬化・無農薬化の指導・援助にかかわるコスト
負担だったりと色々あるとは思います。
それに、一般のものと比べて流通量が極端に少ないため、
大量生産・大量流通ができずに、規模の経済が働かないため
コストが通常よりもかかるのもわかります。
それにしても、です。消費者は200円分のフェアトレード・
プレミアムを負担するのに、農家への直接的な所得還元が
4円ということになると2%だけなんですよね。
よくよく調べてみると、残り196円はどこに行くかといえば フェアトレードについて学ぶ
フェアトレードだという認証を与える認証機関(これに
認証してもらえることで、そのマークを使える)の
認証料だったり、かわいいパッケージをデザインしてもらうための
デザイナーへの費用だったり。
う~ん、難しいところです。確かにしっかりした認証機関が
フェアトレードの認証をしているから、消費者はそれを信頼して
フェアトレード商品を買えるわけだし、いくらフェアトレード
と謳っていても、パッケージが可愛くなくては、高いお金を
出して買う気になるかと言われると・・・となってきます。
それにカカオ農家の方への所得向上効果がたとえキロ当たり
4円だとしても、それはそれまでの市場価格の2割増しなので
インパクトが大きいか小さいか、と言われれば絶対大きいはずです。
もしこれを、消費者が払うフェアトレード・プレミアムが
200円なんだから、農家の人にはその半分の100円くらい
多く払うべきだ、となると、市場価格が50グラムで20円なのに
上乗せが100円だと上乗せ分だけで、市場価格の5倍という
とんでもないことになってしまいます。
こうして考えるといかがでしょうか?
私なりの感想は、フェアトレードってあまりフェアじゃない
というものです。生産者の方にはフェアかもしれない、でも
フェアトレードだからといって高いお金を出して
商品を選択している人に対して、その上乗せ分の
使途が不透明すぎてフェアじゃないように思うんです。
例えば、Table for Twoというプログラムがありますよね。
対象となる定食や食品を購入すると1食につき20円が
寄付され、途上国の子供達の給食代1食分になるというもの。
420円の定食ならば、この中に20円の寄付金が入っているので
本来400円のものが5%上乗せされていると考えることができます。
途上国の貧困・飢餓と先進国の肥満という対照的な現状を
バランスさせるためのとても良い仕組みだと思いますが
私がこの考えを良いと思うのは、上乗せが20円、または
定食代の5%程度と消費者の負担が少ないのに、その効果が
しっかり届く仕組みだという効率性です。
それに比べると、フェアトレードのチョコレートは
100円の普通のチョコに比べ300円と、上乗せが200円または
300%と消費者の負担が大きい割りに、その効果が不透明。
フェアトレードは前回書いた「ミクロで見たときに
所得格差を生む副作用」と、今回の「消費者が払う
プレミアムに対して生産者への還元が不透明」という2点が
あるため、私はフェアトレードを諸手を挙げて
全面的に大賛成、という立場にはなれないのです。
もちろん、他にも腑に落ちない点や素晴らしい面は
枚挙にいとまがありません。ただこれから前を向いて
歩んでいくには、この点に対してどうアプローチしていくか、
それを考え、行動にうつすことが重要だと思っています。
次回はDari Kなりの考え・アクションについて書いてみようと
思います。このブログは、私の一方的な解釈を紹介するのではなく、
読者との意見交換や情報共有が出来たらいいなぁと思っているので
コメントやご意見などあれば是非シェアして頂けたら幸いです!

関連記事

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次
閉じる